名前はまだない

思いついたこと、書きたいことを書いていきます

バスケットボール

バスケットボールでは、基本的に相手の体に触れるとファウルとみなされるそうです。これを聞いたとき、私は思いました。

 

じゃあ、相手よりもポイントが上回った時点で、制限時間までボールを抱え込んでしまえば、最強じゃね?

 

スポーツマンシップに則った行為とは言えませんが、相手にボールさえ渡さないようにすれば絶対に得点を取られることが無くなります。自分の体を使ってボールを囲い込んでしまえば、相手は手も足も出ません。

 

ルールについて調べてみると、さすがに、この程度の考えには対策がされていました。5秒ルールというものがあるそうです。

相手に防御された状態で、5秒間の間、パス、ドリブル、シュートのいずれも行えなかった場合には、相手ボールになってしまいます。

 

しかし、「相手にボールを渡さなければいい」という発想は使えそうな気がします。もう少し考えを深めていきましょう。

要はパス、ドリブル、シュートのいずれかを実行すればいいわけです。ドリブルはタイミング次第で相手にボールを奪う隙を与えるので論外でしょう。シュートもうまく打つことができればいいですが、相手のディフェンスもある状態で都合よくシュートを決めるのは、なかなか難しそうです。残るはパスのみです。

なんとか相手にボールを奪われないようにパスをすることができないものでしょうか。

 

肩車だ!

 

作戦の概要はこうです。

①チームの誰かがボールを手にしたとき、最も近くにいる味方が、ボールを手にした人に駆け寄る。

②ボールを持った人が上にくるように肩車をする。

③その間に残りのメンバーも肩車をしておく。

④お互いに肩車の上の2人でパスを繰り返す。

 

肩車をすることで、身長は3mくらいにはなるでしょう。さらにその状態で手を上に上げれば高さは増します。その高さでパスを行えば、手が届かずボールを奪われることは無くなるでしょう。「肩車をしてはいけない」などというのは、あまりにも当たり前すぎて、そんなことがルールに定められているとは考えにくいです。

 

8秒ルールなるものがあるそうです。ボールを手にしたチームは8秒以内にボールをフロントコート(ゴール付近)へ運ぶ必要があります。つまり、同じ場所でボールのパスを繰り返すだけではダメだということです。

 

ぐぬぬ・・・だが、これは問題ないぞ・・・!肩車をする位置さえ調整すれば、ボールをフロントコートに持っていくことは可能だ!!

 

24秒ルールなるものがあるそうです。ボールを手にしたチームは24秒以内にシュートを行う必要があります。つまり、フロントコートに入っても、パスを繰り返すだけではダメだということです。

 

ぐぬぬ・・・だが、よく考えてみれば、フロントコートまでたどり着いた時点で普通にシュートすればいいじゃん。肩車してるからゴールにも近いし、邪魔もされにくそうだ。

 

なんとかなりそうな気がしてきましたが、致命的なルールが存在しました。

アンスポーツマンライク・ファウルと呼ばれるファウルがあるそうです。

正当なバスケットボールのプレイとは認められないプレイを行った場合、このファウルが適用されます。

「正当なバスケットボールのプレイ」というのはあいまいではありますが、おそらく肩車はこれに引っかかってしまうでしょう・・・

やはりスポーツの世界は甘くはないのでした。

 

同じようなことを考える人はいるもので、調べていたらこんなものが見つかりました。

バスケって肩車して上の人がボール持ってれば無敵じゃね?:ふぇー速